小城羊羹の歴史

史料に基づいた小城羊羹の歴史について紹介します。

明治

1-1. 小城羊羹の発祥

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小城羊羹の元祖は森永惣吉氏です。

その創業は明治5年とも明治8年とも言われています。森永家は代々小城鍋島家の御用肴屋を勤めた家柄であったが、江戸末期か明治の初期に、大阪市虎屋の手代より羊羹つくりの秘伝を学び、本業の傍ら羊羹作りを始めていた。これが意外に好評を博したので、氏が29歳の時、明治8年に本格的に羊羹作りに進出、羊羹屋を創業したと考えられます。惣吉氏は大変研究熱心で白羊羹や茶羊羹を生み出し、たいそうな評判を得るようになりました。

大正

2-1. 商標裁判

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大正期における小城羊羹の製造、販売は大正3年で製造戸数29戸、生産量27万斤、51、000円の生産額になっていた。大正3年8月に結成された「小城羊羹製造同業組合」は、大正9年には組合員数81名となり、広く「小城羊羹」の商標を使って販路を拡大していきました。

この頃、域外業者との間で「桜羊羹」と「小城羊羹」の二つの商標について裁判になっています。

昭和

3-1. 戦時の小城羊羹

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明治、大正、昭和にかけて、小城羊羹は小城町の特産品として広く全国にその名声をとどろかした。

国内ばかりでなく、海外にも日本人の行くところ 「小城羊羹」ありで、これは一つには軍隊の酒保用品として広く海外に渡ったこと、また海外在住の邦人の強い需要に応えたものであった。このように広く海外にまで出荷されていたのは、日持ちがする、劣化しにくい等の品質の良さが、羊羹製造技術として早くから確立されていたからと考えられます。

 

3-2. かつぎ屋さんによる販路開拓

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昭和27年3月、あらためて小城羊羹協同組合が組合員22名で創立され、戦後の日本の復興、発展とともに羊羹製造業者も発展してまいりました。そして、昭和29年2月に「小城羊羹」が全国的にも珍しいことですが、特許庁に団体商標として登録され、現在に至っています。