史料に基づいた小城羊羹の歴史について紹介します。

3-1. 戦時の小城羊羹

| コメント(0)

明治、大正、昭和にかけて、小城羊羹は小城町の特産品として広く全国にその名声をとどろかした。

国内ばかりでなく、海外にも日本人の行くところ 「小城羊羹」ありで、これは一つには軍隊の酒保用品として広く海外に渡ったこと、また海外在住の邦人の強い需要に応えたものであった。このように広く海外にまで出荷されていたのは、日持ちがする、劣化しにくい等の品質の良さが、羊羹製造技術として早くから確立されていたからと考えられます。

 

しかしながら戦局の悪化にともなって羊羹製造はきわめて困難な状況になっていきます。主要原料である砂糖、豆類が統制下におかれ、戦前、戦後の一時期は全く羊羹作りが出来ない状態が続きました。その後、昭和26年に砂糖が統制品からはずされ、各店で羊羹作りが本格的に再開されるようになりました。

コメントする